[ 山梨学院大学(2025 09 24)]
石和温泉駅前の交差点を過ぎ甲運橋を渡ると、甲府市に入ります。
この先しばらくは旧・国道20号を甲府市街まで歩くことになります。途中に駅伝で有名になった?山梨学院大学の立派な校舎が見えてきます。
思っていたより大きなキャンパスで、沿道には系列の学校や関連する施設がちらほらあります。
[ 石川家住宅(2025 09 24)]
甲府市中心部に近づき身延線ガードをくぐると、街道は鈎曲がりし江戸末期に建てられた塗籠土蔵造町屋の石川家住宅が見えてきます。
大きな屋根の重厚感のある町屋で壁や塀は黒漆喰塗だそうですが、年月を経て落ち着いた灰色になっていました。
中心に近づくにつれ建物の密度が上がっていきますが、歴史を感じさせる街並みは残念ながらありません。
石川家住宅から1kmほど歩くと再び鈎曲がりがあります。いかにも城下町に入るぞといった感じです。
通りに面して馬刺しを扱う店があり、甲信地方を歩いているのだと勝手に感じました。
[ 鈎曲がり(2025 09 24)]
この先も十字路で左折右折を繰り返し、中心部に入っていきますが甲府市は1945(S20)年7月6日に空襲を受け市街地の7割以上が被災したので、ほとんどが戦後の建物に代わっています。
石川家住宅のように今日まで残っているのは奇跡的です。
途中に
鹿革の工芸品「印伝」で有名な印傳屋の本店が街道沿いにありますが、冷やかしで入るのは気が引ける感じのお店でした。
甲州街道が駅前からくる平和通りとの交差点に、平和通りが戦災復興事業で8年をかけて造られたと記す石碑があります。
[ 平和通り(2025 09 24):甲府駅方面 ]
<参考資料>